アドラー心理学は、オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーが創設し、その後継者たちが発展させた心理学の思想、理論と治療技法の体系です。
アドラー心理学には、
(1)個人の主体性
(2)目的論
(3)全体論
(4)社会統合論
(5)仮想論
という5つの基本前提と、ライフスタイル理論があります。
日本にアドラー心理学を紹介した野田俊作氏は、論文の中で、アドラー心理学を、
「人間でありながらどうすれば幸福になれるか」ということを課題とする知の体系 ※
と表現しています。
(※「アドラー心理学の東洋的展開(1)個人の存在様式をめぐって 」
アドレリアン第1巻第2号(通巻第2号) 1985 年8月 )